分かりやすい言葉を意識して

日常ブログ

先日めでたく誕生日を迎えたからなのか、最近ふとした瞬間に昔のことをよく思い出します。

もう20年も前のことですが、簿記3級の資格だけで税理士事務所に転職した初日。
机の上にたくさんの請求書と領収証が置かれ、「これ、買掛金と未払金に分けてっ!」とだけ指示が・・・。
用語は知っていても、いざ実践となると意味不明で、よくわからないままその日の仕事を終えました。

家に帰って、当時経理の仕事をしていた母に、
「買掛金と未払金ってどうやって分けるの?」と質問したところ、
「そこの会社は何屋さん?」「何屋さんか教えてくれなかったの?聞かなかったの?」と逆質問が。
要は、その会社が何を営んでいるのか分からなければ、買掛金になるのか未払金になるのか分からないということで・・・。

専門用語や略語というのは、それを知っている人同士の会話としてはテンポよく話が進みますが、
分からない人からすれば、途端に話についていけなくなりますよね。

お客様からは「先生の説明はすごく分かりやすいです。」と言っていただくことが多いのですが(手前みそみたいですみません💦)20年前の出来事をふと思い出したのは、分かりやすい言葉で説明するということをもっと意識するためかなと、自己完結しました…(^^)